
ガイド · バーコードとポイントカード
バーコード ポイントカードの仕組み、レジに必要なもの、QRコードが向くケース
バーコード ポイントカードは、スキャナが読み取る番号でお客様を識別するカードです。ポイントやスタンプを記録するのはコードではなく連携したソフトのため、形式を読めるスキャナとレジ側のポイントプログラムが必要です。IterumはデジタルカードとQRコードを使い、来店のたびにスタッフがスキャンします。
バーコード ポイントカードの仕組み
バーコード ポイントカードは、機械が読み取れるカード番号のように働きます。コードにはカードの識別番号が入っており、スキャナがそれをソフトに渡し、ソフトがお客様を特定してポイントやスタンプを更新します。残高はコードではなくプログラム側にあります。レジのソフトがその番号を認識しなければ、カード単体では何も記録されません。
多くのバーコードスキャナは、キーボードのように動作します。たとえばOdooのドキュメントでは、同社のBarcodeアプリは「アナログキーボードのように動作する」スキャナを前提とし、キーイベントだけを検知すると説明されています。実際には、スキャナが読み取った番号をプログラムの入力欄に「入力」する仕組みです。そのため、スキャナは単体ではなく、使用するソフトと合わせて設定する必要があります。
カードを印刷する前に、どのプログラムで読み取るかを確認しておくと安心です。レジソフトのポイント機能、レジ横のパソコンやタブレットで使う別のポイントプログラム、オンラインのプラットフォームの3つが考えられます。この3つの方法と、サプライヤーに確認すべき点は、ポイントカードとPOSの連携のガイドで解説しています。
バーコードとQRコード:ポイントカードでの違い
バーコードとQRコードの違いは、データの書き込み方にあります。商品に付いているEANコードを発行するGS1は、リニア(1D)バーコードを幅の異なる線と空白の並び、二次元(2D)バーコードを四角やドットなどの図形のパターンと説明しています。2Dは、より少ないスペースでより多くのデータを保持できます。
ポイントカードでは、誰が読み取るのかが最も重要です。リニアバーコードは、レジのスキャナが読めれば問題ありません。QRコードはスマートフォンやタブレットのカメラでも読み取れ、Iterumのカードもこの形式です。スタッフは「Al banco」ステーションのカメラでスキャンします。店舗のQRコードの掲示場所や印刷方法は、QRコード ポイントカードのガイドで紹介しています。
| 項目 | リニアバーコード(1D) | 二次元コード(2D)、QRなど |
|---|---|---|
| 見た目 | 幅の異なる線と空白 | 二次元に並ぶ四角、ドット、その他の図形 |
| 保持できるデータ量 | 少なめ。ポイントカードでは通常、番号のみ | より狭いスペースで多くのデータ。たとえばリンク |
| 主な形式 | EAN-13、EAN-8、UPC-A、Code 128、Code 39 | QR、PDF 417、Aztec、Data Matrix |
| 読み取る機器 | レーザースキャナまたは画像式スキャナ | 画像式スキャナとカメラ |
| スマホ画面から読む場合 | 印刷物向けに作られたレーザースキャナでは、難しいことが多い | 画像式スキャナなら読めることが多い。ただし必ずテストしてください |
ポイントカードにはどのバーコードを使うべきか
ポイントカードに適したバーコードとは、お使いのソフトが生成し、スキャナが読み取れる形式です。形式は印刷会社ではなく、レジ側から決めます。発注の前に、ソフトのサプライヤーには対応する形式と番号体系を、スキャナのサプライヤーにはスマホ画面のコードも読めるかを確認してください。
ソフトがEAN-13を提案してきた場合は、カード番号と商品コードをどう区別するのかを確認しましょう。レジでは同じスキャナが両方を読むためです。GS1の体系には、サービス関係向けに設計されたGSRN(Global Service Relation Number)というキーもあります。GS1によると、組織は個々のサービス利用者を識別するために使え、たとえば「小売業者のロイヤルティアカウントの会員」が挙げられています。主に、すでにGS1の番号を使っている事業者に関係する内容です。
印刷したカードは、実際の使い方でテストしておきましょう。本番の印刷の前に数枚の試作カードを作り、レジで本物のスキャナを使って確認します。印刷コストや代替手段は、ポイントカードの費用のガイドで紹介しています。
レジのスキャナはスマホのバーコードを読めるか
常に読めるわけではありません。ポイントカードをスマホに入れているお客様は多いものの、すべてのスキャナが画面を読めるわけではないためです。Odooのドキュメントでは、画面上のバーコードがスキャンできない理由の一つとして挙げられています。画面に対応しないスキャナがあり、その場合は印刷が必要で、特にリニアバーコードで多く見られます。
バーコードスキャナを製造するHPRTは、そのガイドで理由を説明しています。レーザースキャナは1Dコード向けに設計され、印刷面に反射した光を読み取ります。一方、画面は自ら光を発します。コードの画像を撮影する画像式スキャナなら、画面上のQRコードやバーコードも確実に読み取れます。スマホでのカード提示を受け付けるなら、購入前に2〜3台のスマホでスキャナをテストしてください。
カードをスマホに入れるのは簡単です。Googleの説明によると、カード本体またはそのバーコードの写真から、「ウォレットに追加」をタップし、「その他」または「写真」を選んでGoogle Walletに追加できます。今日お渡しするプラスチックカードが、明日には画面になってレジに戻ってくることもあるわけです。
Apple WalletとGoogle Walletが対応するバーコード
Apple WalletとGoogle Walletはどちらもリニアコードと2Dコードに対応しているため、Wallet内のカードに、店舗のスキャナが読める形式を表示できます。Appleのデベロッパー向けドキュメントには、QR、PDF 417、Aztec、Code 128、Code 39、Codabar、EAN 13、Interleaved 2 of 5(ITF)が記載されています。iOS 27からは、パスに複数のコードを予備として持たせることができ、たとえばiOS 27以降ではEAN 13、それ以前のバージョンではQRコードを表示する例があります。
Googleが挙げているのは、Aztec、Code 39、Code 128、Codabar、Data Matrix、EAN-8、EAN-13、ITF-14、PDF 417、QRコード、UPC-A、およびテキストのみの表示です。時間とともに変化するコード(ローテーティングバーコード)は、PDF 417とQRでのみ利用できます。形式を決めるのはカードを発行する側です。お使いのポイントプログラムがWalletパスを作成する場合は、カードにどのコードを載せるのか確認してください。お客様の操作手順は、Apple WalletとGoogle Walletのガイドをご覧ください。
| 形式 | 種類 | Apple Wallet | Google Wallet |
|---|---|---|---|
| QRコード | 2D | 対応 | 対応(ローテーティング含む) |
| PDF 417 | 2D | 対応 | 対応(ローテーティング含む) |
| Aztec | 2D | 対応 | 対応 |
| Data Matrix | 2D | 記載なし | 対応 |
| Code 128 | リニア | 対応 | 対応 |
| Code 39 | リニア | 対応 | 対応 |
| Codabar | リニア | 対応 | 対応 |
| EAN-13 | リニア | 対応。Appleの例ではiOS 27から表示 | 対応 |
| EAN-8 | リニア | 記載なし | 対応 |
| ITF | リニア | 対応(Interleaved 2 of 5) | 対応(ITF-14) |
| UPC-A | リニア | 記載なし | 対応 |
バーコード ポイントカードに必要なもの
バーコード ポイントカードは、最初の1枚を配る前に5つの準備が必要です。顧客と残高を管理するソフト、対応するスキャナ、正しい番号体系で印刷したカード、スタッフ向けの書面のルール、プライバシーに関する通知です。進める順番に沿ったチェックリストをご紹介します。
ソフト
顧客、ポイント、特典をどこで管理するかを決めます。レジのポイント機能、別のプログラム、オンラインのプラットフォームのいずれかです。カードの形式と番号体系はソフトによって決まります。
スキャナ
選んだ形式を読み取れるか確認します。スマホでのカード提示も受け付ける場合は、画面も読めるかを確認してください。画面にはレーザー式より画像式スキャナが向いています。
カード
ソフトで生成した番号を使って試作カードを数枚印刷し、本番の印刷を発注する前にレジでスキャンして確認します。
ルール
何でポイントやスタンプが付くのか、返品や紛失カードの扱い、誤りを修正できる担当者を書面にまとめます。盛り込むべき点は、イタリアのポイントプログラムのルールのガイドで紹介しています。
プライバシー
氏名、電話番号、購入履歴と紐づく番号入りカードは、個人データを取り扱います。ポイントカードとGDPRのガイドで説明しているとおり、開始前にプライバシー通知と同意取得を準備しておきましょう。
バーコードカードとQRコードのデジタルカード:どちらが合うか
バーコードカードが向いているのは、レジにすでにポイント機能とスキャナがある店舗です。レシートの合計金額からポイントを計算でき、お客様はスマートフォンが不要で、スタッフの手間も増えません。QRコードのデジタルカードが向いているのは、レジに手を加えたくない、カードを印刷したくない店舗です。お客様のスマホで開き、スタッフはカメラで読み取ります。
しばらくの間、両方を併用することもできます。たとえば、すでに配ったカードはそのまま使い、新規のお客様にはデジタルカードをご案内する方法です。切り替えのメリットとデメリットは、紙とデジタルのポイントカードのガイドで紹介しています。レシートの金額差が大きい店舗や精肉店では、コードの種類と同じくらい、スタンプにするかポイントにするかの選択が重要です。特典のコストを見積もるには、特典コスト計算ツールをご利用ください。
| 状況 | バーコードカード | QRコードのデジタルカード(Iterum) |
|---|---|---|
| レジにすでにポイント機能とスキャナがある | 多くの場合、最も簡単な選択。今あるものを使えます | レジの横で運用。操作が1ステップ増えます |
| レシートからポイントを自動計算したい | レジのソフトが対応していれば可能 | 不可。スタッフがポイントを入力します |
| スマートフォンを持たないお客様 | プラスチックカードで利用できます | 紙のカードなど、代わりの手段が必要です |
| カードの印刷やスキャナの購入をしたくない | カードとスキャナが必要です | カウンターのQRコードとスタッフのスマホがあれば十分です |
| Walletのカードとお客様へのメッセージ | ソフトによります | 可。同意したお客様に、プランの上限の範囲内で配信できます |
Iterumとバーコード:できることとできないこと
Iterumは、レジのスキャナ向けのバーコードカードを印刷せず、POS端末、レジ、管理ソフトとも連携しません。レジの横で使うデジタルポイントカードです。お客様のカードはアプリ不要でブラウザで開き、対応するスマホではApple WalletやGoogle Walletに追加できます。カードにはQRコードと文字コードが付いています。
対象となる来店のたびに、スタッフがスマホ、タブレット、パソコンで「Al banco」アプリを開き、カードのQRコードをスキャンするか、コードを入力して、スタンプを確定するかポイントを入力します。Iterumはオフラインでは記録しないため、通信環境が必要です。物理カードが必要な場合は、PremiumプランにNFCの物理カードが含まれています。各プランの比較は料金のページでご覧いただけます。
一方で、レジのスキャナにカードを認識させ、レシートからポイントを計算したい場合、現時点ではIterumは適したツールではありません。お使いのレジソフトのポイント機能をご確認ください。レジに手を加えずに始めたい場合は、デザイナーでカードを設定し、7日間無料トライアルを開始してください。本日のお支払いは€0ですが、お支払い用カードの登録が必要で、キャンセルしない限りトライアル後は選択したプランが続きます。一連の流れはIterumの仕組みで紹介しています。
情報源と調査方法
2026年10月21日に参照した情報源:GS1、GS1 BarcodesおよびGlobal Service Relation Number (GSRN)。Apple、Pass.Barcodes。Google、BarcodeTypeおよびManage items in Google Wallet。Odoo、Barcode device troubleshooting。HPRT、Can Barcode Scanners Scan Screens?。
当社ではスキャナやカードのテストを行っていません。テストに関するアドバイスは実務上の目安であり、実際の店舗から収集したデータではありません。2つの選択肢を比較した表も、一般的な目安です。Iterumに関する情報は2026年10月21日時点の製品内容で、Iterumの仕組みと料金のページ、および概要ページに掲載されているとおりです。記載したブランドはそれぞれの所有者に帰属し、いずれもこのガイドを確認していません。
よくあるご質問
- ポイントカードにはどのバーコードを使うべきですか?
- お使いのレジまたはポイントソフトが生成し、スキャナが読み取れる形式です。印刷の前にソフトのサプライヤーへ形式と番号体系を確認し、数枚のカードをレジでテストしてください。
- レジのスキャナはスマホ画面のバーコードを読めますか?
- 常に読めるわけではありません。Odooのドキュメントでは、画面上のコードはスキャンが失敗する理由の一つとされ、特にリニアバーコードで多く見られます。HPRTによると、画像式スキャナはレーザー式より画面を読み取りやすいとのことです。2〜3台のスマホでテストしてください。
- バーコードのポイントカードはGoogle Walletに入れられますか?
- はい。Googleのヘルプページによると、お客様はカードまたはそのバーコードの写真から、「ウォレットに追加」で追加できます。ただし、レジ側には画面を読めるスキャナが必要です。
- ポイントカードにはバーコードとQRコードのどちらが向いていますか?
- レジにすでにスキャナとポイント機能があるならバーコードです。レジに手を加えず、スタッフがカメラで読み取るデジタルカードにしたいなら、QRコードが向いています。
- Iterumはレジのバーコードスキャナで使えますか?
- いいえ。Iterumはレジと連携しません。スタッフはスマホ、タブレット、パソコンの「Al banco」アプリでカードのQRコードをスキャンするか、コードを入力して、来店を確定します。
- ポイントカードにはGS1のバーコード番号が必要ですか?
- 読み取るソフトによります。GS1は用途の一つとして、ロイヤルティプログラムの会員を識別するGSRNを提供しています。ただしレジで重要なのは、ソフトとスキャナがその番号を認識できることです。印刷の前にサプライヤーへご確認ください。